ネット上で定期的にトレンド入りする「HYDEの筋肉が凄すぎる」という話題。50代を迎えてもなお衰えるどころか、むしろ年々密度を増しているように見える肉体に対し、驚きと羨望の声が止みません。一体なぜ、彼はこれほど過酷なボディメイクを自らに課しているのでしょうか。
その最大の理由は、「世界基準のライブステージで最後まで歌い切るための身体作り」にあります。HYDEは過去の自著『THE HYDE』や音楽誌のロングインタビューにおいて、ボーカルというパートがどれほど激しい全身運動であるかを繰り返し語っています。特にVAMPSでの全米ツアーや近年のハードなフェス出演では、移動の過密日程に加え、爆音に負けない声量を2時間出し続け、ステージ狭しと跳躍しなければなりません。
「歌うことはアスリートと同じ」と公言するように、声帯という小さな器官を守り、太く安定したピッチを保ち続けるには、強靭なインナーマッスルと背筋、そして肺を支える胸郭周りの筋肉が不可欠です。若い頃のような天性のポテンシャルや勢いだけに頼るのではなく、年齢による自然な筋肉量・骨密度の低下に抗うために、論理的な肉体改造を選択したことが、現在の奇跡的なビジュアルへと結びついています。