かつて社会現象となった漫画『闇金ウシジマくん』で描かれた世界観は、暴力的な取り立てや対面での恫喝が主軸だった。だが、現代の個人間融資・闇金融業界は、物理的な接触を一切持たない非対面型の搾取モデルへと完全にシフトしている。
NHKスペシャル「追跡・デジタル性被害」などの報道でも浮き彫りになった通り、一度流出した画像データは、海外の違法ポルノサイトやダークウェブ上で売買され、回収不能な「デジタルタトゥー」として残り続ける。貸金業者が回収するのは元金や利息ではない。被害者を脅して性的な要求をエスカレートさせたり、さらなる闇バイトの実行役に仕立て上げたりするための「絶対的な服従関係」そのものを目的化しているケースが後を絶たない。