受験生の志望校選びにおいて、偏差値以上に決定打となりつつあるのが「出口戦略」、すなわち卒業後の進路です。実就職率(大学院進学者を除く卒業生に占める就職者割合)を基準とした国公立大学の就職率ランキングを紐解くと、大都市圏の有名大学を凌駕する地方大学の躍進が目立ちます。
特に地方国公立大学の評判を底上げしているのが、地域中核企業やグローバルメーカーからの絶大な信頼です。例えば、豊橋技術科学大学や長岡技術科学大学、あるいは信州大学の繊維学部や福井大学の工学部などは、就職率が例年95%以上に達し、大手インフラ・電機・化学メーカーの推薦枠を豊富に抱えています。
文系分野でも、地元自治体や金融機関への確固たるパイプを持つ滋賀大学(日本初のデータサイエンス学部で先行)や小樽商科大学などは、実質的なコストパフォーマンスが極めて高い進路先として再評価されています。