良かれと思って行った手入れが、かえって株を弱らせてしまうケースもあります。初心者が陥りがちな代表的な失敗例と、収穫期を長く維持するための肥料管理を押さえておきましょう。
失敗理由1:成長初期に親づるの先端を切ってしまう
株がまだ十分に育っていない段階(本葉が10枚未満など)で親づるを摘芯してしまうと、根の活着が不十分なまま側枝が無理に伸びようとし、株全体が矮小化して実がつかなくなります。
失敗理由2:雨の日や夕方にハサミを入れる
湿度の高い雨天時や夕方にツルを切ると、切り口が乾かずに傷口から病原菌が侵入し、軟腐病や灰色かび病の原因になります。剪定作業は必ず晴れた日の午前中に行い、日中の太陽光で切り口をすばやく乾燥させることが鉄則です。
肥料切れを防ぐ追肥の黄金タイミング
きゅうりは「実を収穫しながら同時に新しい花を咲かせ、根を伸ばす」という非常に体力を使う野菜です。そのため、肥料切れは収穫終了に直結します。
追肥を開始するベストなタイミングは、最初の実(1番果)を収穫した日です。以降は2週間に1回のペースで化成肥料を1株あたりひと握り(約20〜30g)施すか、週に1回規定倍率に薄めた液体肥料を与え続けます。葉の色が薄くなったり、実の先が細くなる「先細り果」が出始めたら、明らかな肥料・水分不足のサインです。