Q1:生理前の体重増加は何キロまでが許容範囲ですか?3キロ以上増えるのは異常でしょうか?
A1:一般的な医学的基準では1〜2kg程度とされていますが、体質や骨格、ホルモン感受性によっては3kg前後増加する方も存在し、それ自体が直ちに病気や異常を意味するわけではありません。ただし、生理が終わっても体重が全く戻らない場合や、急激な体重増加とともに顔面や手足に指で押すと跡が戻らないほどの激しい浮腫(圧痕性浮腫)、息切れなどを伴う場合は、甲状腺機能低下症や腎疾患、心疾患などの器質的疾患が隠れている可能性があるため、内科や婦人科への受診をご検討ください。
Q2:生理前になると異常にお腹が空いて甘いものが止まりません。どう対策すべきですか?
A2:黄体期のセロトニン低下とインスリン抵抗性による正常な生体反応ですので、「食べてしまう自分」を責める必要はありません。対策としては、空腹時間を長く作らないよう少量の食事を小分けにして食べる「分食」を取り入れ、血糖値の急激な乱高下を防ぐことが極めて有効です。間食には砂糖たっぷりの洋菓子ではなく、干し芋、甘栗、ナッツ類、カカオ70%以上の高カカオチョコレート、豆乳などを選び、満足感を得ながら血糖値を穏やかにコントロールしてください。
Q3:生理が始まっても体重が戻りません。なぜでしょうか?
A3:体重が戻り始めるのは、生理の出血が始まった瞬間ではなく、プロゲステロンの血中濃度が完全に低下し、エストロゲンの分泌が優位になる「生理3〜4日目以降」です。生理初日や2日目はまだ骨盤腔内の鬱血やプロゲステロンの余波が残っており、水分が抜けきっていません。また、生理前に食欲に任せてカロリーオーバーを数日間続けてしまっていた場合は、水分だけでなく純粋な体脂肪が増加してしまっている可能性もあります。まずは生理が完全に終了するまで様子を見守り、生理終了後の痩せ期に入ってから適切な食事管理へシフトしてください。