大学進学時に最も重視されるのが「全体の学習成績の状況(通称:評定平均)」です。正しい高校の評定平均計算方法は極めてシンプルですが、誤解している受験生も少なくありません。
計算式は、「全科目の評定の合計値 ÷ 全科目数」となります。主要5教科だけでなく、保健体育、芸術、家庭、情報といった副教科(実技科目)もすべて同じ重み(1科目)として合算され、小数点第2位以下を四捨五入して算出します。つまり、数学の「5」も体育の「5」も、評定平均を押し上げる効果はまったく同等です。
また、保護者世代が混同しやすいのが高校内申点と評定の違いです。中学校の内申点は自治体によって独自の換算式(実技科目を2倍にする、特別活動を加点するなど)が存在しますが、高校の調査書における評定平均は、原則として全科目の単純平均値が用いられます。
推薦入試を検討する上で避けて通れないのが、「いつまでの成績が入るのか」というスケジュール感です。調査書評定平均いつまでが対象になるかといえば、現役生の場合、高校1年次、2年次、および3年次の1学期(2期制の場合は前期)までの成績が反映されます。出願が秋に迫る推薦入試では、3年夏休み前までの成績で勝負が完全に確定するため、1年生の最初の定期テストから気を抜けない構造になっています。