2026年の池袋油そばシーンを象徴するのが、客層のニーズに応じた極端な二極化である。片や、オーガニックのオリーブオイルや荏胡麻(エゴマ)油、低糖質の全粒粉麺を採用し、「罪悪感のない夜食」を打ち出すヘルシー派。女性一人客や健康を意識する30代〜40代の支持を一身に集めている。
一方で、圧倒的な満腹感を求める層に向けた「二郎インスパイア系油そば」も根強い人気を誇る。山盛りの背脂、極太のワシワシ麺、そしてどんぶりを覆い尽くす分厚い炙りチャーシュー。この対極にある2つの潮流が同じ街で共存し、互いに切磋琢磨している点こそが、池袋の懐の深さと言えるだろう。