Q1:五式戦闘機と三式戦闘機「飛燕」の最大の違いは何ですか?
A1:最大の変更点はエンジンです。飛燕がドイツ・ダイムラー社のライセンス生産による水冷(液冷)エンジンを積んでいたのに対し、五式戦闘機は信頼性の高い三菱製の空冷星型エンジン「ハ112-II」を搭載しています。これにより故障率が激減し、軽量化によって旋回・運動性能が飛躍的に高まりました。
Q2:米軍のP-51マスタングと戦って本当に勝てたのですか?
A2:高高度での最高速度では過給器性能の差からP-51が有利でしたが、中・低高度での旋回戦や近接格闘戦に持ち込めば、軽量で運動性に優れた五式戦闘機がP-51を圧倒する場面が多々ありました。ベテラン搭乗員の手にかかれば互角以上に渡り合える実力を持っていました。
Q3:日本国内で五式戦闘機の実機を見ることはできますか?
A3:残念ながら現在、完全な状態の実機は日本国内には存在しません。完全な現存機はイギリスのRAF博物館にある1機のみです。ただし、岐阜県各務原市の「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」には、母体となった三式戦闘機「飛燕」の完全修復機が常設展示されており、設計思想の系譜を深く知ることができます。