フルモデルチェンジ以降、SNSや中古車コミュニティで頻繁に飛び交ったのが「フリードの5人乗りが廃止されたらしい」という言説です。しかし、この情報は半分正しく、半分は誤解に基づいています。
真相を紐解く鍵は、モデルチェンジに伴うグレード体系の整理にあります。先代モデル(2代目)では、通常のボディスタイルに2列シート・5人乗りを設定した「フリード+(プラス)」という独立モデルが存在し、標準系とクロスオーバー系の双方で展開されていました。しかし、現行型フリードへの刷新に伴い、「フリード+」という車名そのものがラインナップから姿を消しました。
さらに決定的な要因となったのが、クリーンで日常使いを重視した標準モデルである新型フリード エアー 5人乗り ないという設定の割り切りです。エアーに用意されたのは6人乗りと7人乗りの3列シート仕様のみ。2列シート・5人乗りを求める場合、アクティブな外観を持つ新型フリード クロスター 5人乗りの一択に絞られました。つまり、「5人乗りというカテゴリが消滅した」のではなく、「エアーから除外され、クロスター専用グレードへと集約された」というのがフリード 5人乗り 廃止 理由の真実です。
このメーカー側の戦略的なグレード整理が、販売現場やネット上で「お目当てのエアーで5人乗りが選べない=5人乗りがなくなった」という伝言ゲームのような誤解を生み出した背景にあります。