Q1:モロー反射と驚愕反射(スタートル反射)の違いは何ですか?
A1:刺激の種類と運動パターンが異なります。モロー反射は「頭部の急激な位置変化(前庭刺激)」によって誘発され、上肢の開扇(外転・伸展)から抱きつき(内転・屈曲)の二相性を示します。一方、驚愕反射は主に「突然の大きな音(聴覚刺激)」によって引き起こされ、全身が一瞬ビクッと屈曲する単相性の反応です。モロー反射は生後4ヶ月頃に消失しますが、驚愕反射は成人でも残存します。
Q2:試験で最も「消えない反射」として問われるものは何ですか?
A2:生後7〜8ヶ月頃に出現する「パラシュート反応(下肢は生後4ヶ月、上肢前方は6ヶ月、側方は7ヶ月、後方は9〜10ヶ月)」です。これは姿勢を崩した際に身を守るための大脳皮質レベルの保護伸展反応であり、一度出現すると生涯消失しません。「原始反射は消えるが、パラシュート反応は一生モノ」と明確に区別して覚えましょう。
Q3:足底把握反射とバビンスキー反射の消失時期がごちゃ混ぜになります。
A3:刺激部位と指の動きのベクトルで整理してください。足の指の付け根を押して「ギュッと握る(屈曲)」のが足底把握反射で、つかまり立ちをする生後9〜10ヶ月頃に消失します。足の裏の外側を擦り上げて「パッと反り返る(背屈・開扇)」のがバビンスキー反射で、しっかり一人歩きができる生後1〜2歳頃まで残ります。「立つ準備で握るのをやめ(10ヶ月)、歩く完成で反るのをやめる(1〜2歳)」と赤ちゃんの足裏の使い方に合わせて整理するのが有効です。