歴代の序盤〜中盤で登場するポケモンたちと比較しても、バニプッチ系統の進化レベルは異例とも言える高さに設定されています。なぜここまで進化レベルが高く設定されているのでしょうか。その背景には、初登場作品である『ポケットモンスター ブラック・ホワイト(第5世代)』のゲーム設計思想が深く関係しています。
イッシュ地方を舞台とした第5世代では、サザンドラ(進化レベル64)やウルガモス(進化レベル59)、ウォーグル・バルジーナ(進化レベル54)など、全体的にポケモンの進化要求レベルが過去作より大幅に高く設計されていました。バニプッチもその設計思想の影響を強く受けており、ストーリー中盤で手に入る氷タイプでありながら、最終進化のバイバニラになるのは終盤の四天王戦直前やクリア後になりがちでした。
さらに、進化前のバニプッチやバニリッチの段階では耐久面が心もとなく、弱点も多いため、レベル47まで育て上げるのは多くのプレイヤーにとって骨の折れる作業でした。この育成の大変さが、今なおトレーナーたちの間で「進化レベルが高すぎるポケモン」の代表格として語り継がれる大きな要因となっています。