館内に足を踏み入れた瞬間、瑞々しい土の香りと色鮮やかな旬の野菜が目に飛び込んでくる。隣接する「あぐりパーク食彩村」は、東海エリアでも最大級の規模を誇る農産物直売所(アグリビジネス)の代表格だ。毎朝、地元農家が丹精込めて育てた採れたての作物を自ら運び込み、開店と同時に店頭へずらりと並べていく。
愛知県豊橋市は、全国屈指の農業生産額を誇る一大生産地。キャベツやミニトマト、大葉はもちろん、秋から冬にかけてはブランド果実として名高い「次郎柿」が所狭しと平台を埋め尽くす。硬めでシャキッとした歯ごたえとコクのある甘みが際立つ次郎柿は、贈答用から自宅用まで飛ぶように売れていく名物だ。生産者の顔が見える安心感と圧倒的な鮮度が、遠方からわざわざ足を運ぶリピーターの心を掴んで離さない。