楽天時代の後半、オコエ選手を取り巻く空気はさらに緊張感を増しました。週刊誌によって夜の街での交友関係やトラブルに巻き込まれた様子が報じられ、球団側から厳重注意を受ける事態へと発展したためです。暴力団関係者が同席していたとされる宴席への出席疑惑なども報じられましたが、本人に違法行為への加担は認められなかったものの、プロアスリートとしての危機管理意識の欠如は否めませんでした。
伸び悩む打撃成績に加え、相次ぐ怪我とメディアを賑わす騒動。チーム内での居場所が徐々に狭まる中、訪れたのが2026年12月の第1回現役ドラフトでした。
トレードや戦力外通告ではなく、新設された現役ドラフトでの巨人移籍。これは楽天側にとって「これ以上のチーム内での指導は限界」という判断であったと同時に、他球団で再起を図らせるための救済措置でもありました。オコエ選手自身にとっても、完全に人間関係と評価をリセットできるラストチャンスとなったのです。