日本におけるフィギュアスケートのペア競技は、長年にわたり世界との壁に阻まれてきた歴史があります。その厚い壁を鮮やかに打ち破ったのが「りくりゅう」ペアです。
2019年の結成からわずか数年で世界のトップ争いに食い込むと、北京オリンピックでは団体戦でのメダル獲得に大きく貢献し、個人戦でも日本勢初となる7位入賞を達成しました。さらにその勢いは止まらず、ISUグランプリファイナル、四大陸選手権、そしてフィギュアスケート世界選手権での金メダル獲得という、年間主要国際大会をすべて制覇する「年間グランドスラム」を日本ペアとして史上初めて成し遂げました。
世界を震撼させたのは、高さと滞空時間を誇るトリプル・ツイストリフトや、雄大な放物線を描くスロー3回転ルッツです。技の難度だけでなく、滑走スピードを落とさずに物語を紡ぎ出す表現力は、国際審判員からも極めて高い評価を獲得しています。