作品の耐久性と美観を決定づけるのが「編み終わりの処理」です。玉留めを作って接着剤で固めるだけの処理は、使用中の摩擦で解けたり結び目が露出したりして美しさを損ねます。
プロが実践する「すり抜け摩擦固定」の手順:
編み終えたら、残った糸やテグスをいきなり切らず、すでに編み上がったビーズの隙間をジグザグに6〜8粒以上通して戻します(バックステッチ)。進行方向を何度か変えながらビーズ内部を潜らせることで、糸とビーズ穴の摩擦力だけで強固にロックされ、結び目を作らなくても絶対に抜けなくなります。
金具の接続方法:
ブレスレットやストラップに仕立てる場合、端のビーズに直接丸カンを通すとテグスや糸が摩耗して切断事故につながります。端処理には以下のいずれかを採用してください。
- ビーズ織り・ステッチ用エンドパーツ(スライドチューブ):編み地の端列をそのまま筒状の金具にスライドさせて収める留め具。端が完全に隠れ、既製品のような高級感が生まれます。
- ワイヤープロテクター(U字金具):糸を通す部分を小さなU字型の金属パイプで保護し、カニカンやマンテルを直接連結します。