家庭用ゲーム機という異なるフィールドで展開された『ふたりで!にゃんこ大戦争』とアプリ版を比較すると、ネコカンという概念の立ち位置の違いが浮き彫りになる。
Nintendo Switch版では、協力プレイやミニゲームといった独自の体験に重きが置かれ、ゲーム内リソースの獲得難易度もコンシューマーの手触りに合わせて大幅にマイルドに調整されている。ガチャを引く行為そのものがパーティーゲーム的な娯楽として設計されているのだ。
対して、手のひらの中で常に更新され続けるモバイル版は、終わりなき戦いの連続である。アップデートごとに登場する凶悪なボス、新たな属性、インフレを抑えつつ進化するステージ設計。この終わりのない戦火を生き抜くために、ネコカンはただの消費アイテムではなく、プレイヤー自身の戦略眼を投影する鏡となっている。