映画『アルマゲドン』の音楽的な魅力は、主題歌『ミス・ア・シング』だけに留まりません。映画を盛り上げたアルマゲドン挿入歌一覧を整理すると、製作陣が意図した巧みな選曲バランスが見えてきます。
実は劇中サントラには、エアロスミスの楽曲が合計4曲も収録されています。主題歌のほかに、書き下ろしの新曲『ホワット・カインド・オブ・ラヴ・アー・ユー・オン(What Kind of Love Are You On)』、過去の名曲である『スウィート・エモーション(Sweet Emotion)』、そしてビートルズのカバー曲『カム・トゥゲザー(Come Together)』です。荒くれ者の石油採掘チームがロケットに乗り込む勇壮さや破天荒さを表現するうえで、エアロスミスの骨太なアメリカン・ロックは不可欠なピースでした。
さらに、実力派アーティスト陣の参加も見逃せません。
- ジャーニー(Journey):『リメンバー・ミー(Remember Me)』
- ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi):『ミスター・ビッグ・タイム(Mister Big Time)』
- ZZトップ(ZZ Top):『ラヴ・ラヴ(La Grange)』
- パティ・スミス(Patti Smith):『ホエン・ジ・エンパイア・フォールズ(When the Empire Falls)』
そして、地球帰還と生存者たちの帰還を迎えるアルマゲドンラストシーン曲からエンディングにかけて流れるオーケストレーションと『ミス・ア・シング』の流れは、映画音楽史上に残るカタルシスを生み出しました。