ひとみばあさんの原型となるおばあちゃんコントは、ザ・ドリフターズの冠番組『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)のコントコーナーなどで試行錯誤が重ねられていました。それが完成形として世に放たれ、爆発的な人気を獲得したのが、1987年にスタートした『志村けんのだいじょうぶだぁ』です。
番組内でのひとみばあさんコントは、まさに黄金パターンとして視聴者に愛されました。
- ツッコミ役との完璧な掛け合い:志村さん演じるひとみばあさんのボケに対し、カウンター越しに翻弄される客や被害者役のリアクションが加わることで笑いが何倍にも増幅。
- 予測不能な小道具使い:熱湯をこぼす、尋常ではない力で肩を叩く、注文と180度違う料理を堂々と出すなど、視覚的なスラップスティック要素の融合。
- 変幻自在のシチュエーション:定食屋、旅館、病院、美容院など、舞台を変えても損なわれないキャラクターの圧倒的強度。
志村けんさんの冠番組において、バカ殿様や変なおじさんと並ぶ「三大看板キャラクター」として定着したひとみばあさんは、日本のテレビコント史に燦然と輝く金字塔となりました。