その翌年、彼女はさらに高いハードルに挑むことになる。わずか13歳で主演を務めた『14才の母』だ。未成年妊娠という、当時の地上波ドラマとしては極めてセンセーショナルなテーマを扱ったこの作品は、日本中で大論争を巻き起こした。
志田が演じた一ノ瀬未希は、周囲の冷たい視線や偏見に晒されながらも、小さな命を守り抜くことを決意する少女だった。彼女の叫び、そして出産シーンでの鬼気迫る表情は、フィクションであることを忘れさせるほどの説得力を持っていた。この挑戦的な役柄を演じきったことで、彼女は単なるスター子役から、一人の「女優」へと脱皮を遂げたのである。