重厚な歴史の一方で、若年層の間では希少苗字に対する全く新しいアプローチが生まれている。TikTokやX(旧Twitter)では、ランダムに苗字を引き当てる「苗字ガチャ」や、自分の苗字のレア度を競うショート動画が大ヒット。ゲームのキャラクターや配信者の名前に激レア苗字をあえて使用するトレンドも定着した。
かつては「学校のテストで名前を書くのが大変」「正しく読んでもらえない」と嫌がられることも多かった珍名が、個性を重視するZ世代〜α世代にとっては「最高にクールな個性の証明」へと逆転した。「珍しい名前だからこそ一発で覚えてもらえる」。ポジティブな価値観の転換が、古い苗字に新たな息吹を吹き込んでいる。