白砂がまぶしい白良浜は、単なるリゾート地ではない。この地は古くから多くの文人墨客を魅了し、和歌山県が誇る知の巨人・南方熊楠も深い愛着を寄せた自然豊かな地域だ。南方熊楠が守ろうとした豊かな生態系と自然美は、今もなおこの美しい海岸線の根底に息づいている。
90パーセント以上のケイ酸を含む純白の砂は、波に洗われるたびに美しく輝く。オーストラリアから運び入れられた質の高い砂による環境保護の取り組みも奏功し、その景観の美しさは年々磨きがかかっている。歴史的な背景と地域住民の保全努力が重なり合って、現在の奇跡的な透明度が保たれているのだ。