キッチン南海の歴史は、1960年に創業者の南山照男氏が千代田区神田神保町に開いた一軒の大衆洋食店から始まります。創業者の温かい人柄と「安くて旨い腹いっぱいの洋食を届けたい」という信念に惹かれた料理人たちが修行を重ね、東京各地へとのれん分けの輪を広げていきました。
早稲田店もそうした直系の系譜を受け継ぎ、学生街のランドマークとして定着しました。南海グループの特徴は、全店一律のチェーンオペレーションではなく、各店主が本店の基本を守りながらも独自の工夫と地域密着のサービスを展開する点にあります。早稲田店においても、学生の財布に優しい価格設定と温かな声かけが徹底され、単なる飲食店を超えた「第二の実家」のようなコミュニティを形成していました。