国民が目にするニュースの多くは、表層的なトピックにとどまっている。普段Yahoo!ニュースの速報やNHK政治マガジンの解説記事を読んでいても、特定の議員がどれほど国会審議をさぼっているのかという生々しいデータに触れる機会は滅多にない。速報性を重視する政治ジャーナリズムの現場では、「法案が可決されたか」「政局がどう動いたか」という結果系ニュースが優先され、議員一人ひとりの愚直な出席実績や勤怠状況といった地味な監視取材は後回しにされがちだからだ。
さらに永田町には「欠席理由を深く問わない」という与野党相身互いの暗黙のルールが存在する。党の指示による欠席や地元活動を理由とした委員会飛ばしを互いに容認し合う構造が、長年にわたってメディアの監視の目をかいくぐってきた背景にある。