練習中に「首が痛い」と感じる場合、フォームに重大なエラーが生じています。人間の頸椎は非常に繊細であり、全体重を頭だけで受け止める構造にはなっていません。安全にポーズを成立させるには、手と頭の配置を完全な正三角形に保つ設計が必須です。
多くの初心者は、両手を頭のすぐ真横に置いてしまいがちです。これでは一直線上に支点が並んでしまい、前後の揺れを腕で支えられず、結果としてすべての負荷が首にかかってしまいます。両手は肩幅に開き、指先をしっかり広げて床を捉え、そこから頭ひとつ分前方に頭頂部(百会と呼ばれる頭のてっぺん)をセットしてください。
負荷の配分目安は、両手に70〜80%、頭部に20〜30%です。手のひら全体と指の腹で床を力強く押し込み、肩をすくめずに耳から遠ざけるように僧帽筋を引き上げることで、頸椎にかかる圧力を劇的に逃がすことができます。