この文化の拡大に爆発的な勢いを与えたのが、集英社『週刊少年ジャンプ』を中心とする大ヒット漫画作品の二次創作だ。特に『テニスの王子様』や『銀魂』といった人気作のキャラクターを模した画像は、ファンコミュニティの間で熱狂的に支持された。キャラクターがまるで自分だけに語りかけてくるかのような夢のような演出は、当時の乙女心を強く揺さぶった。
当時の関係者によると、『銀魂』の作者である空知英秋氏の独特なセリフ回しやシュールなギャグセンスを模倣した画像も数多く出回り、ファン同士の連帯感を強めるツールとして機能していたという。公式の枠を超えて広がったこの熱量は、単なる画像共有にとどまらず、ファンカルチャーの深層に根深く刻み込まれることとなった。