高血圧でもパンは食べられる?食パンに潜む塩分の罠と賢い選び方

高血圧でもパンは食べられる?食パンに潜む塩分の罠と賢い選び方

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パンを口にしたとき、強い塩気を感じる人は多くありません。しかし、パン作りにおいて食塩はグルテンの骨格を強化し、イーストの発酵スピードを調整して焼き色や風味を整えるために欠かせない原料です。

一般的な食パン1枚あたりの塩分量は、6枚切り(約60g)で約0.7〜0.8g、少し厚めの5枚切りであれば約0.9〜1.0gに達します。日本高血圧学会が推奨する高血圧患者の1日あたりの目標塩分摂取量は「1日6.0g未満」。つまり、朝食で食パンを1枚食べるだけで、1日の上限値の10%以上を主食だけで消費してしまう計算です。

さらに盲点となるのが、パンの種類の違いです。「油分を使わないからヘルシー」と思われがちなフランスパンは、実は小麦粉あたりの塩分比率がパン類の中でも高めであり、バゲット1切れ(約30g)でも約0.5g前後の塩分を含みます。一方、クロワッサンやデニッシュ類は塩分に加えて脂質も高いため、血管にかかる負担が複合的に増大します。味覚上の「甘み」や「素朴さ」に惑わされず、数値としての塩分量を把握することが血圧管理の第一歩です。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。