タレントへの好感度が一夜にして急落する背景には、SNSを中心としたデジタル空間特有の拡散メカニズムがあります。嫌われている芸人の炎上の経緯を追跡すると、テレビ番組内での何気ない一言や、プライベートのトラブルがネットニュース化され、元の文脈から切り離された形で拡散するケースが後を絶ちません。
特に嫌われ芸人に対するネットの反応は、X(旧Twitter)やYouTubeのショート動画などを介してネガティブな感情が増幅されやすい性質を持ちます。番組全体を見れば成立していた「オチ」が切り落とされ、過激な発言部分だけが拡散されることで、普段その番組を見ていない層にまで悪印象が定着してしまいます。お笑いタレントの世間の評判は、実際の芸や人柄以上に、アルゴリズムによって流れてくる断片的な情報によって形成される時代になっていると言えます。