赤城乳業が主力商品であるガリガリ君シリーズの価格改定に踏み切った最大の理由は、世界規模で続く原材料価格の急騰と各種コストの増加です。アイスクリーム製造に欠かせない砂糖や異性化液糖、果汁、乳原料をはじめ、アイスの棒や包装フィルムといった資材費まで軒並み上昇を続けました。
さらに、製造工場を動かすための電力・重油などのエネルギーコストや、全国の流通網を維持するための物流費、人件費の上昇が経営を強く圧迫。同社は生産の効率化や徹底したコスト削減を積み重ねてきましたが、企業努力だけで吸収できる許容量を完全に超えたことが、赤城乳業の公式発表でも明かされています。
改定時期となった2026年3月1日出荷分以降、定番の「ガリガリ君ソーダ」「大人なガリガリ君」シリーズなどを含め、関連商品が新価格へと移行しました。10円という小幅な改定幅には、できる限り消費者の負担を抑えたいというメーカーの葛藤がにじみ出ています。