職人が熱い炉の前に立ち、溶けたガラスを一瞬の動きで整形していく。ひとつとして同じ顔を持たない手作りの味わいこそが魅力だ。こうした技法は伝統ガラス工芸産業として世代を超えて受け継がれ、今や地域経済を支える重要な柱となっている。
近年、トルコ文化観光省は歴史的価値の高いこの工芸技術を次世代へ継承すべく保護活動を強化。さらにユネスコ (UNESCO)の無形文化遺産登録を目指す動きや保護政策が進み、国際的な文化財としての評価が確固たるものとなった。大量生産品にはない職人の魂が、青いガラスの一粒一粒に宿っている。