今年の山は、例年以上に偏りを見せている。特に左側のブロックに目をやると、秋の地区大会を制した絶対王者と、最速150キロ超のプロ注目右腕を擁する強豪校が初戦でぶつかる凄まじいカードが組まれた。トーナメント戦の恐怖は、たった一度のミスがすべてを奪い去る点にある。
投手陣の層が薄いチームにとって、序盤で強豪と連続して当たる組み合わせは悪夢以外の何物でもない。一方、攻守に隙のない本命校にとっても、早期からのフルスロットルを強いられる展開は後半戦での疲労蓄積を意味する。このブロックを勝ち抜いたチームが、大会全体の主導権を握ることは間違いない。