この根深い問題の起点を探ると、創始者である文鮮明氏が設立した「国際勝共連合」と、昭和の保守政治家たちとの結びつきに行き着く。冷戦下における「反共」という共通の利益のもとで結ばれた野合は、時代を経て形を変えながら平成、令和へと引き継がれていった。
特に問題視されているのが、日本国内で集められた多額の献金や資金が、どのように政治工作や関連団体の活動資金へと流用されていたかという点だ。厳しい献金ノルマによって家庭崩壊へと追い込まれた被害者の財産が、巡り巡って政治家の支援へと姿を変えていた構造は、人道上も許されない政治汚職の一種と言わざるを得ない。