物語の表舞台にその名が浮かび上がったのは、魚人島の海の森にひっそりと佇むポーネグリフ(歴史の本文)だった。当時の海人族に宛てられた謝罪文。そこには、遥か昔に交わされた「ある約束」を守れなかった男の痛切な悔恨が刻まれていた。なぜ彼は約束を果たせなかったのか。その答えは、800年前に存在した「巨大な王国」の崩壊と、連合した20の王国——すなわち現在の世界政府との死闘にあった。
近年のストーリー展開において、彼は歴史上「最初の海賊」であったことが明白となった。海を駆け、規律に縛られず、強権的な支配に抗い続けた存在。彼が掲げた「自由」の旗印こそが、後世の海賊たちの原型となり、世界政府が最も警戒する「Dの意志」の源流となったのだ。