大手芸能事務所プラチナムプロダクションに所属し、モデルやタレントとして華々しい活躍を続けていた東原亜希。しかし、意図せぬ形で社会現象の中心へと押し出された彼女自身が受けた精神的インパクトは計り知れない。
柔道家であり金メダリストの井上康生との結婚をはじめ、彼女の私生活や仕事上の動向は常に芸能界の注目の的であった。本来であれば祝福されるべき出来事や、他愛もない夫婦のやり取りすらも、ネット上の邪推と格好のゴシップのネタとして消費されていく事態に直面する。
バッシングや嫌がらせに近い反応が殺到する中でも、彼女はブログの更新を継続した。過激化する周囲の反応と、淡々と日常を発信し続ける本人とのギャップは、さらなる関心を集めるという歪んだ皮肉を生むこととなった。