インターネットのプラットフォーム側が敷く検閲の網は、年々厳しさを増している。大手SNSや画像検索エンジンでは、AIによる自動モデレーションが主流だ。その結果、歴史的な芸術資料であっても、露出度やポーズの形状だけで「不適切コンテンツ」として一律に排除されるケースが多発している。
学術的な研究や芸術的価値の検証のために昭和の画像を探す研究者たちからは、「過度なアルゴリズム規制が、結果的に昭和のサブカルチャー史をインターネットから抹消している」との批判の声が上がっている。プラットフォームの画一的な基準と、ローカルな文化遺産の多様性をどう両立させるか。2026年現在、この問題はデジタル人権の議論にも発展している。