佐藤シンイチロウの凄みは、the pillowsにとどまらない。日本を代表するMODS/ロックバンドであるTHE COLLECTORSのドラマーとしても長年活躍し、二つの巨大なバンドの屋台骨を同時に支え続けるという驚異的なキャリアを誇る。ブリティッシュ・ビートやモッズ・サウンドに根ざしたTHE COLLECTORSでは、タイトで洗練されたスウィンギンなビートを披露。一方、the pillowsではダイナミックで感情豊かなオルタナティヴ・ビートを打つ。
一見対極にあるようにも思える二つの音楽性を、同一人物がこれほど高いレベルで体現し分ける例は世界的に見ても極めて珍しい。彼のプレイスタイルは、ドラマーを目指す若い世代にとっても永遠のバイブルであり続けている。