銀座伊東屋を訪れる際にまず理解しておきたいのが、中央通りに面した本館「G.Itoya」と、その裏手(あづま通り側)に位置する別館「K.Itoya」の明確なコンセプトの違いです。この2館の役割分担を把握しておくと、目的に合わせた無駄のないフロア巡りが可能になります。
G.Itoyaは、1階のグリーティングカードとドリンクスタンドから始まり、2階のレターフロア「Write」、3階の高級筆記具「Desk」、7階の竹尾見本帖とのコラボレーションによる紙専門フロア「Fine Paper」など、各階ごとに独立した世界観が構築されています。2階の「Write」フロアにはその場で手紙を書いて特製ポストから投函できるデスクが設けられており、体験としての手紙文化を満喫できます。
一方、K.Itoyaは「大人の隠れ家」「職人のアトリエ」のような落ち着いたトーンで統一されています。特に中2階から2階にかけての筆記具フロアは、日常使いのボールペンからプロ用の製図ペンまで圧巻の品揃えを誇り、試し書き用のスペースも充実しています。アート制作や額装の相談をじっくり行いたい場合は、迷わずK.Itoyaへ向かうのが正解です。