この危機に対し、害獣駆除業界も総力を挙げて立ち向かっている。害獣駆除の専門家集団である日本ペストコントロール協会は、歌舞伎町エリアにおける大規模な生息実態調査を開始。防鼠構造の見直しや、耐性鼠に効く特殊な粘着シート・捕獲資材の導入を店舗側に働きかけている。
一方、現場で苦情対応に追われる新宿区保健所にも連日市民や店舗からの悲鳴が届く。「厨房内にネズミが出た」「電線をかじられて停電した」といった深刻な相談に対し、保健所は個別の衛生指導を実施。しかし、単一の店舗が駆除を行っても、ビル全体や街全体で足並みを揃えなければ根本解決にならないのが現状だ。