「熱が出たらお風呂は厳禁」という昔ながらの言い伝え。実はこれ、浴室の環境整備が貧弱だった昭和初期の住宅事情に由来する側面が大きい。当時は湯冷めしやすく、かえって病状を悪化させる危険性が高かったからだ。しかし、断熱性や暖房設備が整った現在、臨床現場の医師たちの見解は一変している。
多くの医療解説・健康ガイドが示している最新の医学的見解によれば、発熱しているからといって一律に湯船やシャワーを禁止する必要はない。身体がウイルスと戦っている最中であっても、本人の体力が残っており、適切な環境下で行われるならば、皮膚の清潔保持やリラクゼーション効果が回復を後押しすることすらある。