八田容疑者の生い立ちを辿ると、石川県で生まれ、幼少期から青年期にかけて愛知県や栃木県など複数の地域を転々とした生活背景が浮かび上がる。実家の家族構成については、両親と兄弟のいる家庭環境で育ったとされるが、成長の過程で周囲との摩擦やトラブルが散見されていた。中学・高校時代を知る同級生らの証言によると、当時の彼は感情の起伏が激しく、一度スイッチが入ると周囲が手を付けられないほど激昂する面を持っていたという。
学生時代から20代にかけての人物像においても、彼の身勝手な振る舞いや攻撃性が顕著に現れていた。自動車の運転に関しても、日常的に荒い運転や無理な割り込みを繰り返し、同乗者が恐怖を覚える場面が少なくなかったとされる。大学中退や職を転々とする中で、対人関係のトラブルを絶えず引き起こしていた人物像が見えてくる。こうした生い立ちや過去の性格的徴候は、別府市で起きた惨劇が単なる偶発的な事故ではなく、常軌を逸した破滅的な行動の延長線上にあった可能性を強く示唆している。