一方で、インターネットの掲示板やSNSでは、真逆の不穏な「都市伝説」が長年にわたり語り継がれてきた。最も有名かつショッキングな噂が「戦時中の食糧難で飢えた娘が母親の肉を舐めた」という怪談めいたストーリーだ。こうした都市伝説は、ペコちゃんの名前(ペコペコ=腹ペコ)やミルキーのキャッチコピー「ミルキーはママの味」というフレーズを強引に結びつけて創作された完全なフィクションである。
なぜこのようなダークな物語が広まったのか。専門家は「完成された愛らしいキャラクターほど、裏返しの恐怖や怪談の対象にされやすい」という心理的現象を指摘する。株式会社不二家側もこうした怪談説を明確に否定しており、都市伝説はあくまで人々の噂話から生まれた架空のストーリーに過ぎない。