満員の東京ドームに響き渡る大歓声は、熱狂のバロメーターそのものだ。熱気あふれるスタンドから送られる視線は、グラウンド上のプレーヤーだけでなく、ダグアウトで静かに戦況を見つめる指揮官にも向けられている。一球一球に対する一喜一憂が、スタジアム全体の空気を一瞬で変えていく。
その熱量を正確に切り取り、お茶の間やデジタル空間に届けるのがスポーツジャーナリズムの現場だ。毎試合後に開かれるぶら下がり取材での一言一言が、翌朝の紙面やWebニュースの見出しを飾る。張り詰めた緊張感のなか、メディアと現場が切り結ぶ言葉の攻防もまた、プロ野球というエンターテインメントの大きな魅力と言える。