「スマートフォンのカメラで撮影するだけで、本当にアンダーやトップの正確な寸法がわかるのか」という疑問を抱く人は少なくありません。結論から言えば、近年の画像解析AIアルゴリズムおよびセンサー技術の進化によって、適切に使用すればメジャーで自己測定するよりもブレが少ない高精度な計測が可能になっています。
バストサイズ自動計測の仕組みは、大きく分けて「2Dカメラ画像解析型」と「3D空間スキャン型」の2つのアプローチに分類されます。
2D画像解析型は、前面と側面の写真からAIが身体の輪郭(エッジ)を検出し、身長や体重、骨格比率の統計データと照合して周長を推定する方式です。一方、上位機種のiPhoneなどに搭載されているLiDAR(光検出と測距)センサーを用いた3Dスキャン型は、照射した赤外線が反射して戻る時間から身体表面の数十万点に及ぶ3次元座標を直接取得します。これにより、バストの突出度合いやバージスライン(胸の底面の輪郭線)のカーブまで立体的に把握できます。
大手インナーウェアメーカーの研究機関が公表したデータによると、熟練のフィッターによる手計測と3D計測装置の誤差は平均して約0.5〜1.0cm程度の範囲に収まることが確認されています。自分一人でメジャーを背中側に回して水平を保てず斜めになってしまう自己測定の誤差(平均1.5〜3.0cm)と比較すると、アプリやスキャナーによる自動計測のほうが安定した再現性を発揮するケースも珍しくありません。