馬のイラストを簡単に可愛く仕上げるための本質は、写実的な筋肉や骨格を思い切って削ぎ落とし、記号化されたパーツをバランスよく組み立てる点にあります。文具メーカーのワークショップや現場のイラスト講座でも推奨されている、失敗しない基本の3ステップを見ていきましょう。
【ステップ1:輪郭は「落花生」または「2つの丸」から始める】
まず、斜め45度を向いた落花生(ピーナッツ)の形を意識して輪郭を描きます。頭部となる上の丸を小さめ、鼻先となる下の丸を少し大きめに繋げるイメージです。このとき、頭頂部から鼻先へ向かうラインをなだらかな曲線で結ぶと、馬特有の優しげな輪郭線が生まれます。
【ステップ2:トレードマークである「耳」と「たてがみ」を配置する】
頭のてっぺんに、小さめの笹の葉(葉っぱ)のような尖った耳を2つ並べて描きます。続いて、耳の後ろから首の後ろにかけて、ギザギザやもこもこした形状の「たてがみ」を一気に描き足します。たてがみのボリュームを少し多めに取ることが、一目で馬と認識させる最大の秘訣です。
【ステップ3:顔のパーツを「下半分」に集めてゆるさを演出する】
目は黒目を強調した丸や、にっこり笑ったアーチ線(^ ^)でシンプルに表現します。ポイントは、顔全体の中心よりも「やや下寄り」に目・鼻・口を配置することです。鼻の穴をちょんと2つの点で描き、口元に小さなくるんとした弧を描くだけで、愛嬌あふれるゆるい手書き馬キャラクターが完成します。