髪を切られた瞬間、黄金の輝きは根元から急速に失われ、落ち着いたブルネット(茶髪)へと変化しました。なぜ切ると短くなるだけでなく色まで変わってしまったのか、その理由は作中の魔法の花設定に明確な答えがあります。
元々、ラプンツェルの母親である王妃が重病を患った際、太陽の雫から生まれた「魔法の金色の花」を煎じた薬を飲んだことで、母子ともに命を救われました。その花の神秘的な力――若返りと治癒の魔力を体内に宿して生まれたため、彼女の髪だけが太陽の光のように輝く金髪となったのです。
しかし、この魔法の髪には「切り離されると力を失い、茶色に変色して二度と伸びなくなる」という絶対的なルールが存在しました。幼少期にゴーテルが髪を一筋切った際にも、その部分だけが茶色くなり光を失っています。つまり、金髪はあくまで魔法の力が宿っていた状態であり、ラプンツェルが茶髪になった理由は、魔法が完全に消滅したことで、国王と王妃という実の両親から受け継いだ「本来の遺伝子通りの髪色」に戻ったことを意味しています。