羽生善治の伝説は、1985年に史上3人目の中学生プロ棋士(当時15歳)としてデビューした瞬間から幕を開けました。加藤一二三、谷川浩司に続く中学生棋士の誕生は、当時の将棋界に激震を走らせました。
プロデビュー直後から驚異的なスピードで勝利を積み重ね、10代にして一般棋戦で次々と優勝。1989年には19歳という若さで初タイトルとなる「竜王」を獲得し、一躍スターダムへと駆け上がります。
特筆すべきは、同年代に生まれた怪物たちとの切磋琢磨です。森内俊之、佐藤康光、丸山忠久、郷田真隆、藤井猛ら、のちに名人や竜王などのタイトルホルダーとなる錚々たる面々が揃った「羽生世代」。このハイレベルなライバルたちと死闘を繰り広げながら、その頂点に君臨し続けた羽生善治の強さは、まさに規格外の伝説として将棋史に刻まれています。