膝関節のクッションである軟骨は、主に水分、コラーゲン、そしてプロテオグリカン(グルコサミンやコンドロイチンを構成成分とする複合体)で形成されています。加齢や日常的な負荷によって一度すり減った軟骨を元通りに再生させることは容易ではありませんが、軟骨の弾力を保ち、これ以上の摩耗を食い止める栄養補給は毎日の食事で十分に可能です。
まず意識したいのが、保水力と粘弾性を担う成分を多く含む食材です。ネバネバした独特の食感を持つオクラ、山芋、長芋、納豆、モロヘイヤには、ムコ多糖類が豊富に含まれています。また、鶏軟骨や手羽先、フカヒレ、豚足などの軟骨・結合組織を多く含む動物性食材は、良質なコラーゲンやコンドロイチンの供給源として優れています。
さらに注目したいのが、高い保水力で関節のスムーズな動きを助けるプロテオグリカンです。鮭の頭部(氷頭)をはじめとする魚介類の軟骨組織に多く含まれており、軟骨基質の代謝サイクルをサポートする鍵となります。これらの食材を意識してメニューに組み込むことで、関節内部のうるおいとクッション性を内側から底上げしていきましょう。