「素直な人」と混同されがちなのが、他人の意見に何でもうなずく「イエスマン」です。この2者には、行動の根底にある動機と思考プロセスにおいて、決定的な違いが存在します。
イエスマンの行動基準は「他者からの評価や保身」です。波風を立てたくない、嫌われたくないという防衛心理から、相手の言葉を無批判に受け入れ、自分の頭で考えることを放棄してしまいます。一方、真に素直な人の思考法は「目的の達成と自己の成長」を基準に動いています。
素直な人は、アドバイスを受けた際に「自分の至らなさ」を潔く認めつつも、その本質を理解した上で自らの意志で行動を選択します。違和感があれば敬意を持って質問し、納得した上で実践に移すため、芯の通った主体性を失いません。周囲の言葉を鵜呑みにすることと、開かれた心で受け入れることは、全くの別物です。