グルメの世界において、「円町=カレー」の構図はもはや全国のカレーファンに知れ渡る常識となった。しかし、その熱量は衰えるどころか、2026年の現在、新たなフェーズへと入っている。
元祖とも言える伝説的店舗の存在を筆頭に、店主独自の解釈が光るスパイスカレー店、ダシ文化と融合させた和風スパイスカレー、ヴィーガン対応の先進的な一皿まで、半径数百メートル圏内に高密度で集積している。なぜこれほどまでにカレー店が集まるのか。きっかけは学生街ゆえの手頃な家賃と若い胃袋だったが、今では「円町で認められれば本物」というクリエイターたちの登竜門と化した。各店が切磋琢磨することで味のレベルは年々底上げされ、遠方からわざわざこの地を目指して足を運ぶ食べ歩き客が後を絶たない。