TikTokやInstagramのレコメンド機能は、キャラクター消費のスピードを劇的に加速させた。数コマの短編アニメーションやイラストがタイムラインで拡散された瞬間、数日のうちに数十万のフォロワーを獲得する「即効型バズ」が常態化している。
しかし、このスピード感は諸刃の剣でもある。消費者の目が肥えたことで、単に「かわいい」だけのキャラクターはあっという間に消費し尽くされ、忘れ去られてしまう。生き残る条件は、熱量のあるファンコミュニティをいかに素早く形成できるかだ。二次創作を容認し、ファンが自発的にコラージュや動画を作成して拡散する「参加型エコシステム」を構築できたIPだけが、一発屋で終わらずに息の長いブランドへと育っていく。