太田川駅前という立地は、単なる交通の利便性にとどまらない意味を持つ。駅周辺の商業施設や居住エリアとキャンパスが地続きでつながり、地域住民が気軽に参加できる健康相談サロンやオープン講座が日常的に展開されているのだ。
孤立しがちな高齢者や子育て世代が、学生や専門スタッフと対話する機会が自然に生まれる仕組み。これこそが、行政の施策だけでは届かない「隙間」を埋める民間の知恵だ。地域社会全体を巨大なキャンパスと見立てる試みは、愛知県内にとどまらず全国の地方都市におけるモデルケースとして注目度を増している。